「何者」を見て思ったこと。意識高い系を馬鹿にすることが一番滑稽なんじゃない?
多少ネタバレありかもしれません。
「何者」見てきました。
就活によって引き起こされる友情・恋愛・自己分析を大学生が考えようみたいな感じの映画。
何者の主人公は物語中で様々な「分析」をおこないます。基本的な主人公の立場は「意識高い系ってサムいよね。」です。
「頑張ってる過程をSNSに上げる必要なくない?」や、「シュウカツ対策本部って…(笑)だっさ」みたいな感じで、いかにもツイッターにいる「意識高い系を馬鹿にする人」で、仲間とは一歩外れた場でものごとを見ているんです。
ですが今回何者を見て私は思ったんです。正直、斜に構えて「意識高い系を馬鹿にする系」って一番ダサいんじゃない?
劇中でこんな感じのセリフが出てきます。
「意識高い系で痛いのもわかってるけど、成長したくてみんなもがいてるんだ。」正直あんまり覚えていませんが、こんな感じです。
これは単に「意識高い系は成長したいんだから見守って!」と言ってるんじゃなく、「みんなもがいた結果が意識高い系になってるだけで、もがいてすらないお前が人を偉そうに評価すんじゃねぇ!」ってことだと思うんです。
確かにその通り。行動して失敗するより、行動しないほうが評価されるのって正直高校生まで。大学から大人などは、もちろん結果で評価されますが、行動して自分の経験値をためれるほうが、結果大きな評価を得られるんです。
大学からは何もしなくても生きていけます。自分でどれだけ行動的にしていくかが大事。
私は意識高い系を完全に馬鹿にしてきました。
今回の映画を見たことで「ハッ」っとなりましたが、そういった態度ってめちゃくちゃダサかった。
「インターンなんて3年からでいいじゃんか(笑)」「自己啓発本なんて読んでアホじゃねぇ?」
どれも行動してるだけ、インターンしてない私なんかより、自己啓発本なんて呼んだことない私なんかより、何段階も経験値をためているんです。
劇中でも描かれていますが、いろいろ行動してバンドやってたり一度であって隙になった人を忘れられずその人に会いに行くために就活をするようなタイプが、自分の人生にドラマを作れます。
自分を客観的に見てる気になって、「俺がバンドしても痛いし」といい何もしないより絶対に楽しい。
何も行動できてないくせにあれこれ分析して、世間の評論家気取ってる「アンチ意識高い系」より、行動してる「意識高い系」。
「何者」を見たことで大事なことを学べた気がします。