大学生活に嫌気がさしていたが、すき家のアボカド牛丼を食べたら来年までの希望が湧いてきた。
11月。
大学生にとっては学園祭シーズンであり、中間試験シーズンでもある。
盆と正月が一緒に来た上に、サンタさんも来てるような忙しさです。
大学生にとってむしろ師走とは11月で、12月はむしろ神無月。
現代の大学生に神・イエス・キリストなんかおらず、ただただ空から降ってくる白い綿ぼこりを、きらびやかなポプラの樹で傘にしつつ、デコレーションケーキのろうそくのようなビルを一人通り過ぎていく。
学生恋愛事情レポート|せんだいタウン情報 machico(マチコ)
11月はとにかく忙しいんです。
2年生になると、特に忙しく、サークルの引継ぎ、学園祭のあれこれ、バイト、難しい専門のテスト、自動車学校etcetc...
忙しいと人間てもう何もかもいやになりますよね。
何もしていなくても涙が流れてしまうくらい。
そんな私は最近ずっと、大学生活をやめたくなっていました。
学校が終わると急いでバイトに行き、バイトから帰ると泥のように眠り、朝起きておなかがすいたが、家事をしたくない。
家事をしたくない…。
そんなときの大学生の強い味方、それは「すき家」です。
今日も私は死にそうな顔ですき家に向かいました。
すき家は本当に最高で、通い詰めた結果、出稼ぎのベトナム人と声のない会話を交わすほどになりました。
狭いカウンター席で「一緒になってる感」を満喫することができ、私のように部活青春を体験していない人種には、心をアツくする何かを覚えます。
水を頼むと、サッカー部の部活で使うようなバカでかい水痘みたいなので出てくるのも最高で、体験していない高校時代を思い起こさせます。
そんな私は普段、「かつおぶしオクラ豚丼大盛+健康セット」を頼んでいるのですが、あまりの疲れがそうさせたのか…
今日の私は「アボカド牛丼」を頼んでいたのです。
アボカド牛丼です。皆さん知っていますか?
私は知りませんでしたが、アボカドの独特のねっとり感と牛丼のこってり感の両方を食べたかったのでうってつけでした。
正直頼んだ直後は、アボカドのねっとり感と、牛丼のカロリーは別々に取ったほうが得策だとおもいましたが、たのんだ後に取り消すことほど人間として劣ることはありません。
そわそわしながら待っていると、とうとうきました。
…
見た目は、給食のご飯に大きいおかずと小さいおかずをなんとなく乗っけてみた感じ。
大事なのは見た目ではないんですよね。味です。
では、食べてみましょう。
。。
。。。
うっめぇ!!!!!!!
うっめぇ!!!!!!!!!!
やばい!これは美味しい!
コールスローの程よい酸味とアボカドと牛肉の質の違うこってりが混ざりあう!
上からかかってるピリ辛のタレも良いスパイス!
箸とスプーンがとまんない。
アボカドのねっとり感とコールスローのシャキシャキがお互いを引き立て合います。
見た目はアボカド、牛丼、コールスローが独立してるようですが、ぜんっぜん違う!
三つでワルツを歌ってる。そんな感じです。
普段はご飯を食べるが遅すぎて、1食につきデジモン3話は見てしまう私ですが、これは20分をかからんかった!
食戟のソーマなら間違いなく服がちぎれているでしょう。
うっめぇ〜〜~〜!
アボカド牛丼を食べる前はこの世に楽しみを見いだせなかったのですが、今はまた食べたい!
期間限定のため来年まで食べれないのでそれまで人生を送ろうと思った次第です。
ぜひ、疲れまくった大学生はすき家のアボカド牛丼を食べてほしい。
すき家のアボカド牛丼は社会貢献できそうな気がしています。
教訓
見た目で判断してはいけない
ヤンキーほど根は真面目。
清楚系ほど男を知っている。
そういうことを改めて教えて貰った気がします。