【漫画紹介】「はたらく細胞」というマンガが面白い【感想】
こんにちは楽隊です。
突然ですが、めちゃくちゃ面白い漫画を読んだので紹介します。
「はたらく細胞」というのですが。
(はたらく細胞/清水茜)
あらすじ
白血球、赤血球、血小板、マクロファージ、記憶細胞、キラーT細胞、NK細胞、B細胞、マスト細胞…etc.人間の細胞の数、およそ60兆個! 彼らは皆、体の中で休むことなく働いている! 体内に入ってきた細菌・ウィルス・異物には徹底抗戦! そこには細胞たちの知られざるドラマがあった!シリウス新人賞出身の清水茜が描く、細胞擬人化ファンタジー!
このマンガがすごい!第七位のマンガ。
細胞擬人化ファンタジーという、圧倒的パワーワードにおいていかれてしまいそうですが、端的に言うと、主人公が赤血球・白血球のバトルアクション青春漫画です。
最近何かと擬人化が話題ですよね。
擬人化でグーグル画像検索をしてみると、「うわーーーー!!」と思わず言ってしまうほどのものがたくさん出てきます。
私が擬人化と聞いて思い出す話は、高校時代の所謂腐女子です。
それまでBLという意味がいまいちわかっていなかった純粋無垢な私に例えとして話してくれた、「エンピツ削りが受け×エンピツが攻め」という言葉。
品性の欠片もない例えでしたが、すっぽり腑に落ちたのを覚えていますが、私が聞きたかったのはそういうことではありません。
べつにシステムは聞きたくなかったのに…という感想で頭が満たされましたが、「気持ちより方法」と、実社会で大切なことを教わった気がします。
閑話休題。
紹介の通り、擬人化された登場人物が活躍していく戦隊マンガのような感じ。
戦闘員は白血球
司令官はヘルパーT細胞
だったり、体の細胞のはたらきに応じた役職を持っています。
戦う敵はもちろんウィルス。
1話 肺炎球菌
2話 スギ花粉アレルギー
3話 インフルエンザ
……
と、我々も戦っているウィルスから普段はあまり効かない菌・体の作りなどにスポットを当てられています。
基本的に一話完結で毎回違う敵が出てくるという点ではポケスペと同じですね。
感想
このマンガの良いところは何といっても病気・細胞に詳しくなるということでしょう。
細胞とウィルスについての注釈が付いています。
(1話)
私は高校時代物理化学専攻だったので生物については一切わかりません。
マクロファージと聞いても意味不明なレベルだったのですが、注釈が載っているためその登場人物の働きがわかりますし生物が少し得意になった気がしてきます。
このマンガを読むだけでセンター生物8割はとれてしまいそうな勢いを感じます。
(14話)
何とこの注釈はずっとついています。
勉強で一番大切なことは反復ですので、参考書代わりにもなるというわけです。
ウィルスや、病気が起こった時の身体の機能なんかも知ることができます。
以前インフルエンザになったときにちょうどこのマンガを読んでいたのですが、インフルエンザ時に食欲がなくなる理由や発汗の重要性なども知れました。
そんなのただの教育マンガじゃん!
と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
バトル要素も非常にダイナミックで爽快です。
ウィルスや細胞一つひとつに、どれも同じものはなく、かっこいい白血球がスギ花粉を破壊していく様子は引き込まれます。
マンガに必須な人間関係も描かれています。
言い合いしている細胞が実は同級生で小さいころから互いを知っていたり、細胞同士の惚れ惚れられがあったり…
絵柄も癖があまりなく誰でも楽しく読めると思いますし、細か~いところの描き込みがすごいので必見です。
まとめ
本当におすすめな漫画、はたらく細胞です。
まだ4巻までしか出ていませんし、駆け抜けるような話が多いですので、ぜひ一気に全巻そろえて読んでほしいです。
これからの赤血球に目が離せません。