黒髪公民館

邦ロックやディズニー映画の感想、気になったものを紹介するブログです。熊本の大学生です。

ディズニー映画、ライオンキングの感想!歌や曲、キャラクター、そして、人が生きる使命を学ぶ作品

ライオンキング

ライオンキング

ライオン・キングといえば、今もなお劇団四季のミュージカル講演が行われているほどの大人気映画。スティッチだったりプーさんだったり、ディズニーで人気がある作品はキャラの人気によるものであることも少なくないですが、ライオンキングは違います。キャラの人気だけで19年間もミュージカルが続くはずはないんです。ライオンキングはストーリーキャラクターそして、全てがすばらしい。

 

そんなライオンキングの感想を書いていきます。

※多少ネタバレありです。

ライオン・キング 監督/制作会社/公開日など

監督 ロジャー・アレーズ/ロブ・ミンコフ
脚本 ジョナサン・ロバーツ/アイリーン・メッキ/リンダ・ウールヴァートン
製作   ドン・ハーン
製作会社   ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ/ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション
公開   1994年7月23日

 

1994年公開。当時は、アニメ史上最大の興行収入を得たほどの大人気作品。現在はアナ雪とトイストーリー3に抜かれましたが、それでもなおディズニー史上最大のヒット作と言われています。

雑なライオン・キングあらすじ

(※若干ネタバレあり)

動物たちの王国で王として尊敬を集めるムファサは、息子シンバに二つの大事なことを教える。それは自然界を支配するバランスと王としての心構え。しかし、まだ幼いシンバは、幼馴染の女の子、ナラと遊んでばかりだった。

 

そこにムファサの弟、スカーが現れる。
スカーは自分が王になりたいが、ムファサとシンバがいる限りなれない。
そこで、手下のハイエナたちを使ってムファサとシンバを亡き者にしようと企む。
ハイエナを使いムファサを殺し、何もわからないシンバにその罪を擦り付け、シンバを王国から追放させた。

 

自らのせいで父親を失い王国さえも追われたシンバは逃げるさなか飢え死にしそうになる。倒れているところをティモンとプンバァの二匹に助けられる。
二匹は「ハクナ・マタタ」の精神で暮らしており、シンバもそれ習い二匹とともに暮らし成長する。

 

一方、スカーが王となった国は、スカーとハイエナによって占領され荒廃していた。助けを求め逃げ出してきたナラとシンバが偶然会い、王国の現状を知る。
過去と向き合うことを恐れ、悩むシンバは……?

自分の人生・使命を受け入れること

ライオンキングの大きなテーマはここにあります。
自分の役割を果たせるか?

 

王ムファサの子供だからシンバも王。
王は生まれながらにして王。自信がなくても、辛い過去があっても、生まれたときから決まっている使命。

 

人間界もこういうのありますよね。全然接点ないところだと皇族とか歌舞伎とかそこらの話になりますが、もっと身近なところで。

運動神経の良し悪し・頭の良し悪しなどです。

 

例えば羽生結弦くん。
世界で初めて4回転跳んだ人類。演技もルックスも超すごい。日本だけでなく世界中を熱狂させました。
そんな結弦君が「おれ、スケート辞めちゃっていっすか(笑)」何て言い始めたらどうします?

 

そんなの個人の自由だし、辞めさせない権利など誰も持ち合わせていないはず。でも辞めたらだめでしょ。
特に理由はないけど辞めたらダメ!日本中が結弦君にスケートをやめてほしくないというに決まってます。

 

羽生善治さんだってそう。
平安から続く長い将棋の歴史の中で、唯一永世七冠を取った羽生さん。史上三人目の中学生プロ棋士として、幼いころから才能の塊。今もなお努力と才能で将棋界のトップを走る羽生さんが「自分、将棋やめていい?(笑)」なんか言ったら絶対止めるでしょう。

 

人間には産まれたときから果たさないといけない使命っていうものがあるんです。
結弦君はスケートで世界中を熱狂させること。善治くんは将棋界のトップを走り続け、日本文化を守ること。
これはノブレスオブリージュと呼ばれるもので、簡単に言うと

貴族に産まれたら高い税金を納め、社会に貢献する義務がある

という考え方。

ノブレス・オブリージュ - Wikipedia

 

我々普通の人間もそう。賢く生まれたら勉強して社会に貢献するべきだし、恵まれたルックスに生まれたら周りを魅了する努力をすべき。

 

ライオンキングのシンバは王として生まれたんだから王として人生を全うしないといけない。
それは義務であり責任なのです。
ムファサは生前、王としての生き方をシンバに伝え続けました。
そんなムファサを自分が殺しちゃったと思ってるシンバはめちゃくちゃ葛藤するんです。

 

何度も自分に問いかけ、いろんな人の助言を受けて、やっと自分の使命に気づく。
昔追放された国だから戻るのは怖いし、ハイエナに倒されるかもしれない。自分は王になれる器じゃないかもしれない。そんな苦悩を乗り越えるシンバがかっこいいんです。

ハクナ・マタタ(どうにかなるさ、くよくよするな)

登場人物と歌もライオンキングの魅力。
ハクナ・マタタはアカデミー歌曲賞にノミネートされた曲。

www.youtube.com

親を親を殺した罪悪感からふさぎ込んでいたシンバに、プンバァとティモンが歌いました。

「くよくよするな、なんとかなる。悩みは持つな」
この歌を一緒に歌うことでシンバの心は開かれていきます。

 

失恋とか倒産とか株とか仮想通貨とか、人生に失敗はつきものです。頭ではわかっていても、なかなか立ち直れません。
周りの人に大きな迷惑がかかったことならなおさら。

 

悩んでも人生は何も変わらない。結局、立ち直って前に進むしかないことを強引にでも教えてくれた二匹の歌です。
失恋なんか特にそうですが、フラれて落ち込んでる人を好きになる人なんて一人もいないんです。

歌とキャラクターの良さ

他にも良い曲がたくさんなライオンキング。

サークルオブライフなんて、絶対冒頭は聞いたことあるし、愛を感じてはアカデミー歌曲賞を受賞しています。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

そして、そんな歌を歌うキャラクターがみんな良い。プンバァもティモンも、ナラも。
ヴィラン扱いのハイエナなんかも本当に愛らしいですよ。

ライオンキングの感想まとめ

10年以上前の作品で、今も人気なものはやっぱりめちゃくちゃ面白い。
見て損がない作品。3Dになる前の作品で断トツナンバーワンだと思います。

 

 

他のディズニーも良かったらどうぞ!

www.kurokami-cc.com