黒髪公民館

邦ロックやディズニー映画の感想、気になったものを紹介するブログです。熊本の大学生です。

「彷徨う日々とファンファーレ」で、オワコンKANA-BOONの人気は戻るのだろうか【感想】

彷徨う日々とファンファーレ 画像

過去、飛ぶ鳥を落とす勢いだったバンド。現在は落ちた鳥に落とされたバンドといわれるほどまで失速しているバンド。KANA-BOON。そんな2つ名誰が言い始めたんだ……

www.kurokami-cc.com

 以前も書きましたが、僕はKANA-BOONが大好き。5か月ほど前に新曲をリリースしたっきり、B面の焼き回しや寄せ集めで命をつないでいたKANA-BOON。新曲はまだかと首を長く、ブンブン言わせながら待っていました。

www.youtube.com

5月17日、KANA-BOONの新曲がYoutubeに投稿され、何度も聞き返しています。

 

言葉少ない感想を言えば最高で終わってしまうんですが、果たしてこの曲がかつての勢いを取り戻させるだけのキラーチューンになるか。今回は「彷徨う日々とファンファーレ」の感想と合わせて書いていこうと思います。

「彷徨う日々とファンファーレ」 会いたい人に会えない思い

既に聞いた方も多いと思いますが、「彷徨う日々とファンファーレ」は会いたい人とのすれ違いがテーマの歌。

 

昔好きだった女性のことを忘れようと思っていたけど全然忘れられなくって交差点とか踏切とか向かいのホーム、路地裏の中、こんなところにいるはずがないのに。ただただ偶然会いたいだけで悲しいこととか嬉しかったこととかいろいろ伝えたいだけで……

書いていて何を言ってるのかわからなくなったし、山崎まさよしが混ざったしでごちゃごちゃですが、

 

好きだった女性を忘れられず色んなところを探してしまうけど結局会えなかった!という、なんとも女々しい曲。時間がたって悲しみが薄れてるから前に進む意思を軽快な音楽にのせています。reGretGirlとは似てて非なる曲。

www.kurokami-cc.com

www.youtube.com

キャッチ―な歌詞と音はこれまで以上

KANA-BOONの代名詞、サルでも乗れる四つ打ちロックと馬鹿でも覚えるサビの繰り返しは健在。むしろ今まで以上。

 

頭の「シャンシャンシャンシャンッ」からギターリフ。ノスタルジーで80年代ドラマのような懐かしさで、真新しさを感じる。サビの「会いたいだけ嗚呼痛いだけ」も頭に残る。

二番のラララ~からも印象に残るし、やっぱり「会いたいだけ嗚呼痛いだけ」の繰り返し。

 

イントロでがっちりつかんで、覚えやすいサビの繰り返しで印象づけ、高速なテンポで乗らせる曲。

 

これだけでなく、今回はPVの愉快さも目を引きます。
男女のすれ違いを二人の演劇ダンスで表現。踊ってみたくなる簡単かつ面白い振り。そして女の子が可愛い。

 

彼女、花之枝しほりというらしいですよ。カゴメ野菜生活のCMに出ていた子。何が言いたいかというと、僕は彼女の大学生時代の様子が可愛くて性的で……だからこの曲が好きなんです。

彷徨う日々とファンファーレ 女の子 画像

www.instagram.com

果たしてこの曲で過去の人気を取り戻せるか

取り戻せないでしょう。僕はこの曲好きだし、というか、KANA-BOON自体、曲を出すたびに良くなっているバンドで毎回新曲が一番いい曲になるんですが、それと売れるかどうかは別の話。

 

当時のKANA-BOONは「売れ線」とか「四つ打ちビート」とか「ギターリフ」とか「耳に残る声」とか、そういう後出しじゃんけん的な評価以上に目新しさがありました。
歌詞も、少年から大人に変わる道中のような泥臭さ・青臭さがあり、それが良さだった。

 

この曲はテーマからも分かるように、成熟しきった男の話で、共感できるのは20後半。やっと半人前になった程度の男がKANA-BOONを聞く時間があるのか?そもそも邦ロックの新曲をYoutubeで探す暇があるのか?ここら辺が肝。

 

かといって新しいファンを取り込める曲でもないので、できることといえば昔KANA-BOONを聞いていた人に「お、意外とまだKANA-BOON終わってないじゃん」って思わせること。
だから僕は記事を書きました。

 

KANA-BOONの新曲はAmazonMusicUnlimiteでも聞けます。こちらの記事をどうぞ

www.kurokami-cc.com