大学生の時間っていくら?っということについて考えてみる
皆さんの時間っていくらですか?
自分の時間の価値って考えたことがありますか?
いきなりこんなこと言われても……と思うかもしれませんが、哲学でも何でもありまっせん。
例えば、
- 実家から大学に行くのにバスを使えば20分、バス代は240円。
- 実家から大学に行くのに自転車を使えば40分。
こういうときって皆さんはどうしていますか?
お金を節約するために自転車?時間のためにバス?
こういう時にどちらが効率が良いかをお金・時間の面で考えてみます。
時間をお金に変換する意味
物の価値を考える場合、お金の価値に直して考えることがスムーズです。
これは多くの事業を考えるときに元となっています。
例えば新しい橋を作るとして、もちろん橋や道路は公共設備ですから基本的に無料です。ですが作るのは無料ではなく税金を使っていますね。
一つの橋を作るとき、税金を使う費用に対してどれだけの便益(メリット)があるのかをかんがえます。
橋を作るメリットの大きなものが、川を渡るときに時間を短縮できる(迂回しなくてよい・船を使わなくてよいなど)です。このままでは時間とお金の比べ合いになってしまいどうしてもうまく比べることができません。
そこで「時間をお金の価値に直す」方法を使うのです。
時間価値の考え方
例1 家賃と交通費
A:家賃5万円 大学まで10分
B:家賃2万円 大学まで70分
月20日登校
という条件のもと、どちらのほうが効率が良いのかを考えてみましょう。
時間をお金に直すもっとも一般的な方法は、「時給」で考えることです。
もちろん無職の人の時間に価値はないのかという話になるため完ぺきではありませんが、一般論の話です。
私たち大学生の時給は熊本では700~800円です。低いですが私は負けません。
さて、AとBでは大学までの移動時間は60分違います。つまり往復では2時間違いますし、月20日登校ですから、40時間の差ということになりますね。
40時間というのは 時給700円のバイトの場合 28000円/月 分の価値
時給800円のバイトの場合 32000円/月 分の価値があるということになります。
家賃の差は3万円ですから、時給800円の場合はAでも時間的価値は得するということです。
例2 新幹線と高速バス
新幹線は目的地まで 35分 値段は 3600円
バスは 目的地まで 2時間 値段は 2000円
とします。
この場合も時間価値で考えてみます。
差は1時間25分ですね。
時給700円のとき 1分は約12円 つまり1時間25分は992円となります。
時給800円のとき 1分は約13円 つまり1133円となります。
新幹線とバスの値段の差は1600円ですから、バスで行ったほうが良いというわけですね。
もちろん例外はあり、例えば社会人などはもちろんお金は大学生よりもっていますし、営業職の場合、新幹線で行ったほうが往復約3時間多く滞在できますから、1600円で3時間を買い、そこでのつながりがそれ以上の価値を見出せると考えるのならば新幹線で行くべきです。
これはもちろん人脈が大事な大学生にも当てはまります。3時間も多く入れれば一緒に飲めますし!
一般化時間の考え方
次は逆にお金の価値を時間に直してみましょう。こちらは公式があります。
一般化時間=時間+料金/時間価値
例えば時間価値50円/分の場合、つまり時給3000円の場合
新幹線:35+3600/50=107分
バス :120+2000/50=160分
つまりバスのほうが良いということですね。
皆さんも自分の時間価値を時給から求めて、一番初めの問いについて考えてみよう!
最善の効率の行動をとりたいですね。