留年したら就活は不利?実際に人事に聞いてみた
留年して一番心配なこと、それは
就活
留年した私から見れば、数万倍もしっかりしている先輩ですら結果が振るわない様子。
私では手も足も出ないのでは……
どんどん不安になっていく日々を過ごしている学生も多いと思います。
そんな中、約10名の人事と話す機会があったため実際に聞いてみました。
留年率
まずは世間の留年率について。
30%以上の大学・学部が主に掲載されており、60%以上のところも……
これは極端な例かもしれませんが、私の学部では毎年約30%くらいが留年しています。
数字で見ると思ったより多い?
と、いうことは人事にとっては見慣れているのかもしれませんね。
実際の影響は?
留年率が意外と低くはないことを示したところで、ここからは実際に人事に聞いた内容です。
メリットはない
当たり前ですが、メリットはありません。
「お!留年してんじゃん!こいつ愉快そうだし採用したろ~~~~」
は、ありません。
過半数以上がストレートで卒業しているため、劣った人材であるのは明らか。
メリットがないのは当たり前ですね。
ストレートの学生とアピールポイントや試験結果が並んだ場合、基本的に留年生は落とされます。
なんで留年したのか?を問われる。
「どうして留年なんてしたの?」
これは聞くことが多い様子。
もちろん、オブラートに包んで聞かれるみたいですが。
大学での勉強を社会で使うことはあまりありませんし、使ったとしても卒業できているため最終的に単位を取った→マスターしている と捉えられます。
ですが、学校に行かなかったのなら話は別。
サボり癖は社会に出てからのほうが重大問題。
真面目不真面目のフィルター掛けとして質問されることが多いでしょう。
留年時、何をしていたか?
留年したのはもうどうしようもないこと。
留年時に何をしていたのかも重要だそう。
特に何もしていなかったのなら、それこそ「ただ留年しただけ」に見えます。
ですが、一年間時間ができたと捉え、有効に使っていればアピールポイントになるでしょう。
留年に気が付かないこともある
そもそも留年に気が付かないこともあるみたいです。
「わざわざエントリーシートの学歴欄を計算したりしないですよ」
とのこと。
中小企業でさえ採用人数の何十倍もエントリーがありますから、大企業ならば確かに気が付かないことも多いでしょうね。
人事の本音は?
学生にとっては大きな問題ですが、人事にとって、留年は気にしならないようです。
私が聞いた人事皆さんが言っていたのは、「留年はそこまで不利にならない」
なんで留年したのか、留年時何をしていたのかが大事みたいです。
留年した理由が勉学ならば、一年間でアプローチ法を改善し、それをアピール。
怠慢だとしても、改善してアピールすればよいのです。
また、せっかくできた時間を、大学生にしかできないことをする時間にあてておきましょう。
「私は大学生バリューを知っていて、あえて留年しました!」もアリらしい。
大企業は別?
ですが、大企業ではそうはいかないことも多いようです。
エントリーシートの学歴フィルターで落とされることも多い様。
留年をした弁明や、人一倍の企業に対しての熱意を伝える場は面接しかありませんが、そこまで到達できません。
もちろん全ての大手ではないですが、そこは覚悟していたほうがよいですね。
まとめ
人事に聞いてみると、学生ほど留年は気にしない。
一般的な就活生と同じ評価になるため、特に留年生だからしておくべき対策はありません。
むしろ、時間が増えたため、インターンなどでいろんな経験を積むことでアピールできますし、話のタネにもできますね。
せっかく留年したのなら、神が時間をくれたとおもって、人一倍いろんな経験をしておきましょう!