【大学入試】無機化学のまとめノート その3(結合と結晶の分類編)【センター対策】
※まとめノートは中盤あたりからです。お急ぎの方は飛ばしていただいて構いません。
今回は結合・結晶についてです。結晶あたりから無機化学特有のクソ暗記が始めります。
しょうがないことなのであきらめて向き合いましょう。
イオン結合のそれぞれや共有結合結晶のそれぞれなど、細かく間違えやすいところほどセンターなどでよく出題されます。
間違えないように今のうちにしっかり定着させていきましょう。
電子式に関してはうまく・を配置できないため、資料集などで確認しながらまとめましょう。
使用集を見ながらだとこの文章でも理解できるはずです。
次か、次の次から無機に入るかなとおもいます。分子の形などはノートの画像を上げるかもしれませんが、記事で書くのはとりあえず厳しいでしょう。
結合と結晶の分類
- 金属の単体(含:合金の一部)→電子の放出①→陽イオン・自由電子→(ア)金属結晶
- 非金属と金属の化合物②→電子の授受→陽イオン・陰イオン→(イ)イオン結晶
- 非金属のみの単体や化合物→(ウ)電子の共有→分子→(エ)分子の結晶
↘→共有結合結晶③
①典型元素の金属は一般に価電子(最外殻電子)が自由元素になる
(例)9gのアルミに存在する自由電子の数は約6×10^(23)(個)
②非金属だけでできた化合物もイオン結晶を作る
(例)"○○アンモニウム"(Na^(+)と陰イオン)
"アミノ酸"←だからあんなに水に溶ける
③5つ暗記
ダイヤ 黒鉛 ケイ素(シリコン) 二酸化ケイ素(石英、長英) 炭化ケイ素
(ア)金属結合 (イ)イオン結合 (ウ)共有結合 (エ)分子間力 の強弱は
エ<ア<イ<ウ
なので、結晶の強度・融点は一般に
強度(強)・融点(高)←共有結合結晶←イオン結合←金属結合←分子結晶
金属結合
自由電子を持つため
熱伝導性・電気伝導性あり(1位Ag)
延性・展性あり(1位Ag)
金属光沢(銀白色、灰白色)…特有の光沢は11族
イオン結合
電気伝導性
NaCl(固) ×
NaCl(液) ○
NaClaq ○
○はイオンが動けるため
共有結合結晶
黒鉛は電気伝導性 ◎
ダイヤは電気伝導性 × だけど熱伝導性 ○
ケイ素は電気伝導性 △ …半導体と呼ばれている
電子式
原子の電子式
最外殻電子を・で表わす。1~4この場合すべて不対電子
5~7この場合、非共有電子対を作る。
H→K(1)→H・→H-
・ │
C→K(2)L(4)→・C・→-C-
・ │
分子の電子式
不対電子を共有電子対にする