【感想】ポカホンタスは大人におすすめのディズニー映画。ちょっとリアルな話です。
あまり知られていないプリンセス、ポカホンタス
ちょっと前から気にはなっていたのですが、なかなか手が出ませんでした。
プリンセスっぽくないし、あんまり有名じゃないし、ルックスが好みじゃないし……
ですが……
良かった！
もっと早く見ればよかった！いや、このタイミングで見たからよかったのかな？
とりあえず、ちょっとリアルで大人向けのディズニープリンセスです。
ポカホンタスって？
ディズニー映画で初めて実在の人物を扱ったこの作品は、ポカホンタスの歴史的な逸話だけでなく、同時代の民話や伝承などを基にしている。また、ディズニー映画には珍しくハッピーエンドではない作品で、結婚までは至らなくても異人種間の恋愛を扱った作品でもあり、1989年から始まったディズニー・ルネサンスのひとつとされている。
ポカホンタスは、多くのディズニー映画と違う点があります。主に、
- 実在の人物の話
- 実在の土地の話
- ハッピーエンドではない
- 異民族恋愛
の四つ。
大きな特徴は、やはり初めての実在の人物を扱ったという点でしょう。
ディズニー映画のほとんどは昔の童話などのフィクションをもとに作られていますが、ポカホンタスは歴史的な逸話をもとに作られた映画。
これまでとは違ったディズニー魅力を感じます。
簡単なあらすじ
１７世紀初頭のアメリカが部隊。インディアン民族の娘として育ったポカホンタスは好奇心旺盛・知性豊かで自然を愛する子供です。
ある日、村の英雄であるココアムからプロポーズを受けます。父親からの結婚を勧められますが、人生を縛られる気がして、あまり乗る気になりません。
そんな中、イギリスから大きな船が来ます。
新大陸と金を求め探検に来た異種族に興味を持ち、その様子を陰から窺うポカホンタス。
そこで彼女はジョン・スミスと出会います。
ジョン・スミスは仲間のイギリス人からは英雄として慕われていました。
そして紆余曲折を経てスミスとポカホンタスはたがいに惹かれ合います。
が、二人の逢瀬を計らずして目の当たりにしたココアムはスミス二とびかかります。
その現場を目撃したイギリス人の青年トーマスが危険を感じ、ココアムを撃ってしまいます。
それと同時に、ポカホンタスの仲間たちも現場を監視しており、スミスを捕らえます。
このことが原因でインディアンとイギリスは敵対。
言葉や人種の壁を乗り越えて互いにひかれあっていたスミスとポカホンタス。
二人の愛の行方は……
ちょっとリアルな話
実際にあった話をもとにしています。そのため、ちょっと重い内容になっているのは確か。
逆にそこが良さになってます。
イギリス人vsインディアン
なんて、ほかのディズニーでは見れるわけありません。
１７世紀当時の、ヨーロッパイケイケムードの中話が進んでいくため、白人至上主義というか、インディアンに対するちょっとエグイ扱いの側面も。
勝手に木を伐り土を掘り、自然を破壊していく様は、ドキュメンタリー映画を見ているような違和感がありました。
もちろん、そんなイギリス人と自然を愛するインディアンの少女が恋に落ちるため、心に来るものがあります。
また、しっかりとしたハッピーエンドではないのも魅力の一つ。
もちろん、バッドエンドというわけではありませんから、後味が悪いなんてことではありません。
言ってみれば、そんなにハッピーエンドで彩られていない実際の人生のような、まぁまぁハッピーエンドくらいの終わり方になっています。
そこらへんもリアリティがあって良い感じ。
終わり方は名作。ほかのディズニー作品でもやればいいのにって思いますが、ディズニーっぽくないですからねー。
まとめ
知ってる人が少ないであろう映画でしたが、面白かった！
これまで何個かディズニー作品を見たうえで見ると倍以上楽しめると思います。
反対に、ディズニーとして期待してみると、物足りない印象を受けるでしょう。
ディズニープリンセス作品を全部見て、ちょっとほかの雰囲気も……という方にお勧めです。
