黒髪公民館

邦ロックやディズニー映画の感想、気になったものを紹介するブログです。熊本の大学生です。

【感想】インクレディブル・ファミリーの感想

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2018年・夏のディズニー映画、インクレディブル・ファミリーの感想です。

 

直近で、映画館で見たディズニー映画はリメンバー・ミー。世間的な評価はそこそこ良かったのですが、僕にはあまり面白く感じなかったため、今作、インクレディブル・ファミリーには並々ならぬ期待をしていました。

 

 リメンバー・ミーの感想はこちらです。

 

インクレディブル・ファミリーのキャッチコピーは「家事!育児!世界の危機!」。第一作目と異なり、子どもたちとお母さんにスポットライト。

題名通り、家族内の関係・ヒーロー一家独自の問題などが取り上げられています。

 

前編のMr.インクレディブルが結構好きで、良い作風はそのまま!むしろ時代の変化と技術の進歩で緊迫感あるストーリーと迫力あるアクションが楽しめます。

前作、Mr.インクレディブルの感想はこちらです。

 

インクレディブル・ファミリーの個人的評価は7点/10点中です。

インクレディブル・ファミリーのあらすじ

 悪と戦い、人々を守ってきたヒーローたち。だが、その驚異的なパワーに非難の声が高まり、彼らはその活動を禁じられていた------。そんなある日、かつてヒーロー界のスターだったボブとその家族のもとに、復活をかけたミッションが舞い込む。だがミッションを任されたのは――なんと妻のヘレンだった!留守を預かることになった伝説の元ヒーロー、ボブは、慣れない家事・育児に悪戦苦闘。しかも、赤ちゃんジャック・ジャックの驚きのスーパーパワーが覚醒し・・・。一方、ミッション遂行中のヘレンは“ある事件”と遭遇する。そこには、全世界を恐怖に陥れる陰謀が!ヘレンの身にも危険が迫る!果たして、ボブたちヒーロー家族と世界の運命は!?

インクレディブル・ファミリー - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksより)

前作はMr.インクレディブルがメインで、妻のイラスティガールや子供たちは準主役・メイン脇役でした。今回は、どちらかといえば妻と子供たちがヒーローとして活躍する話。

 

今作の敵は、家事・育児とスクリーンスレイヴァー。

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スクリーンを通して人々を洗脳し、インクレディブル一家を襲わせます。

インクレディブル・ファミリーの感想(ネタバレあり)

 前作の一秒後から開始!14年越しの演出はアツ過ぎる

インクレディブル・ファミリーのストーリーは、前作からつながっています。

Mr.インクレディブルのラストで出て来たアンダーマイナーとの戦闘が物語のスタート。

 

前作公開から14年。大抵の映画の続編となると、2年後だったり5年後だったり、もっと時間がたって主人公の子供がメインになっていたりするものですが、今作はほぼ同時期。

前作の一秒後から話が始まります。これだけでもアツい。

 

アンダーマイナーとの戦闘とヴァイオレットの恋の行方が前作から引き継がれ、物語に大きく絡みます。むしろ柱。完全に前作ありきな話ですが、不思議と前作を見ていなくても楽しめた映画なのはすごい(友人談)

 

深夜アニメで最高な演出ってなんですか?僕は二期のエンディングに一期のOPが流れるやつです。ぶっちぎりそんな何度もコスられた演出が大好き。二番目は女友達同士が男を巡って本気で喧嘩するやつ。

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14年ぶりの続編ですし、前作を見ていない人も楽しめるように作られているのかなという先入観がある中で映画を見始めました。そこで冒頭からMr.インクレディブルで見たシーンが流れるんです。

しかも、14年もたってるからめちゃくちゃ3DとかCGとか音楽とかがカッコよくなってます。本当にアツ過ぎる!!!

ヘレン、ヴァイオレット、ジャックジャックが大活躍

前作とインクレディブル・ファミリーの大きな違いは、なんといっても活躍するキャラクター。スポットライトが当てられるキャラクター数が全然違います。

 

前作ではやはり主人公、Mr.インクレディブルがメイン。カッコよかったのですが、他のキャラクターの活躍は少なかったです。ジャックジャックに関してはほとんど謎のままでしたし、その他二人の子供も、最後に活躍して終わり。

 

インクレディブル・ファミリーでもMr.インクレディブルが主人公なのは変わりませんが、ヘレンとヴァイオレット、ジャックジャックが活躍する姿も多くみられます。

 

ヘレンは女性ヒーローとして街を救い、実質主人公。ヴァイオレットは特殊能力での活躍ももちろんですが、思春期特有の悩む姿も映されています。

 

そして、なんといってもジャックジャック。何種類もの特殊能力を持っていることが明かされ(前作でも伝わっていましたが)、大活躍。とくにアライグマとの闘いは可愛すぎる。

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スクリーンスレイヴァーは微妙……?

やっぱり、映画の評価は最終シーンで決まります。インクレディブルファミリーが超面白い!とならないところは、やっぱりラスボスの物足りなさからくるものです。

 

スクリーンセイバーの登場時、物々しいセリフを言います。「世間の皆は、スクリーンの奥のヒーローに自分に投影している。ヒーローがいることで皆は弱くなっている。だからヒーローを全部倒す」のような。

 

ここまで大きなことを言われたらどれだけ圧倒的な力でねじ伏せるか……と思いきや、意外とあっさり。ラスボスはヘレンと仲良くなった女っていう、割とありがちな展開。

 

そして、込められている思いも現代のスマホ・パソコンに執着している人々をちょっと批判する内容でした。ディズニーらしい皮肉さがあり、意見が分かれそうですが、僕的にはもうちょっと薄いほうが好きです。

 

よくよく考えればそういう意味が込められていたんだなぁ。くらいの。

インクレディブルファミリー、結局面白い!

色々書きましたが、映画全体で見れば面白いです。ただ、最高傑作ではない印象。Mr.インクレディブルが好きだったり、昨今の全破壊系ヒーローに飽きた方はぜひ見てほしいです!