【おすすめ】ハロウィンに恋人と見たい映画、ナイトメアー・ビフォア・クリスマス【感想】
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスって聞くと、ハロウィンなのかクリスマスなの訳が分からなくなりますが、ちゃんとハロウィンでもありクリスマスでもある映画。
ハロウィンといえば、近年はもっぱら仮装して街に繰り出すイベントになりましたが、恋人とちょっと怖めな映画を見る年があってもいいんじゃないかなって思っています。
ちょっと怖いのラインを絶妙に捉えた映画、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスを紹介します。
- ナイトメア―・ビフォア・クリスマスの曲、監督など
- ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのあらすじ
- ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのここが良い
- ハロウィンの夜はナイトメアー・ビフォア・クリスマスを見よう。
ナイトメア―・ビフォア・クリスマスの曲、監督など
監督 ヘンリー・セリック
脚本 キャロライン・トンプソン
原案 ティム・バートン
音楽 ダニー・エルフマン
製作会社 オリジナル版 ストーン・ピクチャーズ
3Dニュープリント版 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
公開日 1994年10月15日
監督はヘンリーセリック。他の有名作品はピークとドラゴン。
カーズの監督であるジョーランフトによると、「ロックンロールとダ・ヴィンチを合わせたような気質」らしいです。
ナイトメアといえば曲!
今となってはハロウィン曲の代表で、その人気はきゃりーぱみゅぱみゅと二分するほどといわれています。
これがハロウィン
個人的にはぱみゅぱみゅのほうが好きですが、ナイトメアのほうも耳に残りますよね。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのあらすじ
「ハロウィン・タウン」の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。その日は丁度「ハロウィン」当日、住人達は大盛り上がり。だが、「ハロウィン・タウン」のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていた。
そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた「ハロウィン・タウン」とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う「クリスマス」に心を奪われたジャックは、自分達の力で「クリスマス」を作り出そうと計画を立てる。
そんな中、ジャックに密かに想いを寄せるサリーは、何か悪いことが起きるのではないかという予感にとらわれていた。サリーの心配を他所に、「クリスマス」の準備は着々と進んでいく。だが、ジャックも住人達も本当の「クリスマス」というものが理解出来ずに、事態はどんどんおかしな方向へと転がって行く。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのここが良い
こき下ろすことも多い映画感想ですが、ナイトメアが恋人と見たいと思う理由がもちろんあります。
映像が画期的。ちょっと怖くて思わずドキドキ!
まずは映像について。
ナイトメアは他のディズニー作品と違い、実際の人形をちょっとずつ動かしてとっています。
二次元アニメーションではなく、三次元のものをアニメーション加工しているため、慣れてない人には違和感があります。僕も結構違和感を持ちました。
昔、NHKでよく合ってた粘土や人形を動かしてるアニメみたいな感じです。
カペリートとか、がんこちゃんとかと同じ。
子どものころは何も感じず、楽しんでいましたが、高校生くらいで教育テレビ(Eテレ)のアニメを見ると、妙な気味悪さがあると思います。
ナイトメアでも、その奇妙さは十分に感じます。
ハロウィンの映画ということで、奇妙さが良い味を出しています。
手法としては今はよくある方法……というか、音楽のPVなんかでもたびたび使われますが、当時は画期的だったそう。
1分の映像を取るのに、1週間取り続ける必要があるくらい、時間のコストがかかる方法でした。
CGが発達した今ではさすがに割に合わないということで、続編も監督自ら断ったそうです。
人形だからこそ表現できる奇妙さもあるようで、特にサリーはマジでキモイし怖い。
フィギュアだとちょっと澄ましてかわいい風ですが、映画内だとめちゃくちゃキモイ。ディズニー史上最高に気持ち悪いヒロイン。
22にもなる大人の男性である僕が、サリーが出てくるたびに目をつむりました。それくらい気持ち悪い。
サリーだけじゃなく、ブギーという悪者も気持ち悪いし、サンタさんも気持ち悪い。
素で気持ち悪いと思えるなんて、ホラー作品としてとてもすごいことだと思うんですよね。
ちょっと怖くてドキドキ。思わず恋人とくっついちゃう。そんな映画ですから、おすすめです。
素直で紳士なジャックに心打たれる
主人公ジャックはとてもまっすぐ。
ハロウィンのことしか知らなったジャックが、クリスマスの楽しそうな感じを見て、「自分のところでもしたい!」と思ったのが事の発端。
まっすぐで素直で勇敢でありながら、ちょっとアホというか向こう見ずというか……
少年漫画の主人公っぽい主人公の性格。
ナイトメアはキャラ人気が高い作品というのが見る前の印象でした。
その人気も、プリンセスや動物のファンシーでかわいらしいキャラがほとんどのディズニーにおいて、消去法的に男の子でも好きになれる(というか、なっても許される?)キャラクターの人気かなぁと思ってたんです。
クラスの男の子がジャスミンとかベルとかのプリンセスキャラクターがプリントされてるナップサックとか持ってたらどぎつくないですか?
その点、ジャックだったりパンプキングだったりはかっこいいし、キーホルダーやフィギュアを持っててもまぁ許される。
実際は、見た目的な魅力だけではないことも、映画を見れば絶対にわかる。
紳士でまっすぐなジャックに、きっと心打たれて、清らかな気持ちで恋人と過ごせるでしょう。
ハロウィンの夜はナイトメアー・ビフォア・クリスマスを見よう。
飽きないストーリーで、奥が深いので、おすすめの映画です。
ライオンキングやトイストーリーほどではないですが、見て法が良い作品ですので、ハロウィンの夜はもちろん、それ以外にも見てください!