ファンタジアは音楽好きに見てほしい、芸術色が強すぎる作品【感想】
ファンタジアは問題作?!
映画を見たことがある人は少ないかもしれませんが、ぬいぐるみなり音楽なりでは見たことがある人が多いでしょう!
禿げ山の一夜だったり、くるみ割り人形だったり、吹奏楽では有名な曲をモチーフにしたものも多く、ディズニーでも抜群に芸術性が高いです。
今回は、見る人を選ぶ?ディズニー映画、ファンタジアを紹介していこうと思います。
ファンタジアとは?
監督 ベン・シャープスティーン
脚本 ジョー・グラント/ディック・ヒューマー
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ファンタジアの特徴は、なんといっても全編オーケストラの演奏がメインということ。
セリフはほとんどありません。
オーケストラの音楽に合わせて映像が流れる感じになっています。
- トッカータとフーガ ニ短調
- くるみ割り人形
- 魔法使いの弟子
- 春の祭典
- 田園交響曲
- 時の踊り
- はげ山の一夜
- アヴェ・マリア
の8個のシーンに分けられています。
制作にあたって、これまでのディズニー映画のほとんどであったミッキー映画とは違う方向で、芸術性を高めたそうです。
そのかいあってか、めちゃくちゃ芸術的。
見どころは魔法使いの弟子
一番の見どころは3章の「魔法使いの弟子」
星マークの青い帽子をかぶった魔法使いの弟子・ミッキーと、魔法使いの先生・イェンシッドの話。
先生・イェンシッドに水を運ぶお使いを命じられた弟子・ミッキ―が、魔法を使ってホウキに水を運ばせる話です。
もちろんセリフはないですが、思わず聞こえてきそうなほど鮮明。
ファンタジアは見たことない人でも、このホウキに水を運ばせるシーンは見たことある人が多そう。
第3章のためだけにDVDを借りても後悔しないレベルです。
結局ミッキーは面白いですね。
音楽と映画のミックス
- ストーリーのない音だけを楽しむ音楽
- しっかりとした物語がある音楽
- はっきりとした物語はないが、断片的にストーリーがある音楽
と、大きく三つに分けれる作りになっています。
第1章のトッカータとフーガ ニ短調は音だけを楽しむ音楽として顕著です。
指揮者の影や、光と楽器のみの映像が音楽に合わせて流れるため、特に芸術的。
引き込まれるのは確かですが、反対に引き込まれずにここで飽きちゃうと、全体的つまらなく感じると思います。
第2章や第5章は断片的なストーリーがある作品で、花やキノコが踊ったり、ペガサスや動物が恋をして踊ったり……という感じ。
(田園交響曲のワンシーン)
魔法使いの弟子やはげ山の一夜など、キャラクターとして人気がある話も入っているため、全体を通しての満足度はそれほど低くないですが、感情が無になるところもあるので何とも言えません。
(はげ山の一夜のチェルナボーグ)
ファンタジアのまとめ
これまでのディズニー映画とは全然違う作品。
ディズニーが大好きで、他に見る作品がない人は見たほうがいいでしょう。
ディズニー映画を見まくってる人は絶対に損はしません。
ですが、あまりディズニーを見てない人にはおすすめできません。
他に見てほしい作品が多すぎる!
映画好きよりも、音楽好きの友達にディズニー好きになってほしい人におすすめするのはいいと思います。
音楽→映画に関心を向けてもらえる作品だと思います。
芸術色が強すぎるので、心してみてください!