【感想】わんわん物語はこじんまりしているので、あまり面白くありません。
わんわん物語といえば、スパゲッティを食べてるときにキスをする映画。
それくらいし僕は知りませんでした。
でも、すごく昔の作品なのに何度も名前は聞いたことあるし、101匹わんちゃんが思いの外面白かったので、きっとわんわん物語も面白いはず!
そんな気持ちでみました。
率直な感想を言えば、小さくまとまっていて面白くない!
個人的評価は、6点/10点満点です。
101匹わんちゃんの記事はこちらです!あわせてどうぞ!
わんわん物語のあらすじ
ご主人の温かい愛情に包まれて育ったコッカースパニエルのレディと、自由を愛する野良犬トランプ。異なる世界に暮らしながらも、2匹は互いに惹かれ合い、心を通わせていきます。ところがある晩、ご主人の留守中にレディの家で大変な事件が起きて…。ロマンティックな名曲“ベラ・ノッテ”を始め珠玉の音楽に彩られた、愛らしく個性豊かな犬たちが冒険を繰り広げる心温まる物語。
ロマンティックにスパゲッティを食べるシーンと、ベラ・ノッテが有名過ぎて、意外とストーリーを知らない人が多いでしょう。
わんわん物語はお嬢様(レディ)とやんちゃな犬(トランプ)の恋愛もの。育った環境が違うため、最初は喧嘩しつつも惹かれていきます。ですがレディが保健所へと連れられてしまい……
犬版のロミオとジュリエット。純粋な恋愛ものです。
古典的な恋愛作品。目新しさはもちろんなし。
わんわん物語は1955年の作品。半世紀以上前にできたもの。
また、初のディズニーオリジナル作品です。
以前までのピノキオや白雪姫は童話をもとにストーリーを作っていました。そのためディズニーにとっても、映画ファンにとっても非常に価値のある作品。
目新しさはほとんどありません。
価値があるのは分かるし、偉大な作品なのも分かります。
でも、ピーターパンや101匹わんちゃんは心に残るものがあったのは確か。散々持ち上げられていますけど、スパゲッティのシーンも、そこに至るまでの流れでもうちょっと感動的に・ロマンティックにできていそうなもの。
まぁ、そこは普通にわ~~~ってなったけど……
絵画やクラシック音楽を学校の授業で触れさせられた時って、否応なしに称賛しないといけない雰囲気ってありますよね。この作品もそういう空気が漂います。
全体的にもう少しもっと良くなるけど、あの時代でこれができたんだからすごい!みたいな。
「わんわん物語 感想」で検索すると、一人も批判的な人がいないのもクラシック批判を恐れたためなんでしょう。
こじんまりしていて、今のディズニーなら作らない
つまらなく感じた要因はただこれだけ。
こじんまりしている。
二人の犬がメインで、舞台は彼らが住む小さい町。街の外に飛び出すことはほとんどありません。
また、これといった悪役も出てこない。
犬の恋愛ものだから大きく動かしたくなかったのでしょう。
今のディズニーならば、お転婆な少女とおとなしい男がけんかして、ひょんなことから世界が滅ぼされかけ、二人で冒険していくうちに恋に落ちて……みたいに、派手な作品になるでしょう。
こっちのほうが世間に受けるし、時代にも合っている。
こじんまりしていて面白くないと感じたのは、きっと時代が違うから。僕も1930年代に生れていて、少年になった時にわんわん物語を見ていれば感動したに違いない。
戦後の喧騒とのギャップで、それはそれは感動したでしょう。
とにかく、大きな山がないストーリー、魅力的な悪役は居ないの2点でこじんまりと感じて面白くなかったです。
ただ、レディとトランプはかわいいしかっこいい。
ヒロインのレディは可愛い
お嬢様犬で、これまでみた映画のヒロイン史上最高。ジュディよりかわいい。性格もいい子。本当に好き。
主人公?のトランプはかっこいい。
勇敢で紳士。荒くれもので男らしい。ディズニー映画史上最高にかっこいい男、アラジンに並ぶレベルです。
二匹の犬を愛でる映画として考えれば、最高の映画です。
わんわん物語の感想 まとめ
こじんまりしていて面白くはなかったです。でも、クラッシックの良さは存分にあります。
この作品があったから数多くの名作が産まれました。
わんわん物語の2作後に101匹わんちゃんが産まれたためか、わんわん物語と101匹わんちゃんは対照的。
たまにはのんびりしたものを見たい方にはおすすめです。
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